豊田通商は、インドのグルガオン市を拠点に6都市で中・長距離バスアプリサービス「Shuttl(シャトル)」を展開するスタートアップ企業「スーパーハイウェイラボ社(Super Highway Labs)に、シリーズC資金調達ラウンドにおいて、未来創生ファンドとの共同によるリードインベスターとして出資した。
出資額は両者合計で1,800万米ドル(豊田通商600万米ドル)。また、豊田通商は非常勤取締役1名を派遣する。
スーパーハイウェイラボ社の中・長距離バスアプリサービス「シャトル」は、モバイルアプリでバスルート、ピックアップ場所等を選択して座席を事前予約するサービス。
2015年の事業開始以降、成長を続け、現在はインドの6都市(デリー首都圏、コルカタ、ハイデラバード、プネー、ムンバイ、チェンナイ)でサービスを展開し、一日当たり2,000台以上のバスの運行および、10万回の乗車回数を実現するまでに事業を拡大している。
「2022年3月期中期経営計画」において、「ネクストモビリティ戦略」を重点分野の一つとして次世代モビリティ事業を推進する豊田通商は、今回の出資により、都市部の交通渋滞や大気汚染の緩和に寄与するサービスである「シャトル」のさらなる普及を支援する。
また、豊田通商が持つ事業ノウハウ、およびグローバルなネットワークを活用し、スーパーハイウェイラボ社と共に中・長距離バスアプリサービスをはじめとするMaaS事業の拡大を目指すとしている。
[スーパーハイウェイラボ社概要]
– 会社名:Super Highway Labs Pvt. Ltd.
– 所在地:インド・グルガオン市
– 創業時期:2015年
– 代表者:Co-Founder&CEO Amit Singh(アミット・シン)
– 事業内容:中・長距離バスアプリサービス事業
– 従業員数:約350名(2019年3月時点)
– Shuttl・HP:https://ride.shuttl.com/