トヨタ・コニック・プロは4月11日、パーソナルモビリティによる観光地活性化を目的とした熱海域内回遊促進の第一歩として、多賀観光協会(熱海市上多賀地先 長浜海浜公園内)の協力のもと、歩行領域BEV『C+walk T』のコンセプトモデルを活用した体験型アクティビティの実証実験を実施したと発表した。
トライアルでは、観光客や地元住民が集まる「ながはま特設市」において、歩行領域BEVを体験できる機会を提供。「ながはま特設市」に訪れた多くの人が歩行領域BEVを体験した。
実施後、体験した人は「シンプルで操作がしやすく、地域に導入されるのであればぜひ活用してみたい」、多賀観光協会は「この活動をきっかけに熱海地域が活性化すると嬉しい」とコメントした。
近年では、利用者のニーズに対応した多種多様な交通体系が徐々に構築されているが、地域回遊のためのサービス等、まだまだ課題が残っている。同社は、その課題が観光地域経済のさらなる活性化を妨げている要因であり、解決できる一つの手段が『C+walk T』はじめ、歩行領域BEVであると考えている。
トヨタ・コニック・プロは、今回のながはま特設市の取組みのような体験を通じて歩行領域BEVの理解・浸透を図るための活動を続け、今後は公道での走行も見据え、歩行領域BEVが利用者の熱海地域内回遊、施設内回遊をサポートできる環境を整え、パーソナルモビリティによる観光地域の活性化につなげたいとしている。
■歩行領域 BEV『 C+walk T 』概要
『C+walk T』は、立った姿勢での乗車を特徴とし、ステップ高150mmと低くフラットなステップによって、乗り降りしやすく、操作しやすい3輪の歩行領域BEV。
全長×全幅×全高:700mm×450mm×1,210mm
ステップ高:150mm
車両重量:29kg
連続走行距離:約14km
充電時間(普通充電、単相100V/6A):約2.5時間(満充電)
■実証実験概要
実施場所:長浜海浜公園内ビーチ沿い園路(静岡県熱海市上多賀)
実施日程:3月20日(日) 9:00~15:00
体験概要:『C+walkt T』コンセプトモデルにて専用コースを走行