米国トヨタは11月30日(拠点:米テキサス州プレイノ)、ホリデーシーズンの到来に合わせて、当地で恒例のホリデー動画を公開した。( 坂上 賢治 )
今年の11月末は、米ニューヨーク市街でイスラエル情勢を巡って、目抜き通りでデモ行進が行われた。そうしたなか、クリスマスシーズンの訪れを告げるロックフェラーセンター( 30 Rock/サーティロック )では、24メートルのモミの木に5万点のLEDライトが輝かせるツリーの点灯式が行われた。
そして、この時期、米国トヨタは、誰もがホリデーシーズン到来を実感するこの「ロックフェラー センターのクリスマス」イベントに併せて、心温まるホリデー広告2つのうち1つ目を公開した。
今年のホリデー動画は、愛の広がりをメッセージに込めた「家族とクリスマスホリデーの思い出を作れる喜び」を伝えている。
今回、公開予定のふたつの動画のうちの一つ目の「Present from the Past」は、前日の夜、NBCのゴールデンタイム特番の「ロックフェラー センターのクリスマス」内で初公開された。
この「Present from the Past」のストーリーは、祖母からクリスマスプレゼントを受け取る若い女性の物語が発端となっている。祖母からの贈りものには、ヴィンテージカメラと、祖母が孫娘の年齢だった頃の写真のコレクションが入っている。
それを眺めた孫娘はカメラに触発され、トヨタ・タコマで祖母が若い時に訪れた場所に行って、昔、祖母が撮影した古い写真の再現を実行した。
彼女は各地を旅し、賑やかな都市、砂漠の峡谷、中心部の牧草地、静かな森林、人里離れた海岸線、小さな町の名所などを訪れた。
そして最後のシーンでは、クリスマスに間に合うように祖母の家に到着。祖母の過去の写真と一緒に旅行で作成した写真アルバムを持って祖母を驚かせる。祖母は、孫娘の心のこもった贈り物に感激するというもの。
公開した動画のテーマは、休暇中に遠路、飛行機に乗って訪れる空港での送迎シーンなど、家族の愛こそ価値があるものは他にないと伝えるメッセージだ。
彼らや彼女らは、例えそれが果てしなく渋滞の中でステアリングを握ることになっても、愛する人再会することを諦めない。なぜなら、そうしなければクリスマス休暇は完了しないから。
動画のひとつでは、冬の厳しい天候や、交通渋滞をものともせず、車の列の中で愛する人を見つけようとするドライバーの家族や友人との再会の瞬間も描かれている。
米国トヨタのマーケティング担当副社長のマイク・トリップ氏は、「今年のホリデーメッセージには、喜びを広め、愛する人たちをの再会とその繋がりを伝えるものとしました。家族や友人が、今年のクリスマスシーズンで、人生をの本当の意味を愉しむために集まって、このメッセージと共感してくれることを願っています」と話している。
※最後の動画は長尺70分以上あり