豊田通商と豊田通商アジアパシフィック(以下、TTAP)、ネクスティ エレクトロニクスタイランド(以下、NETH)の3社は、昨年11月1日、シンガポールに、コネクティッドサービスの実現に向けた技術のR&D(研究開発)を担う「Toyota Tsusho Mobility Informatics(豊田通商モビリティインフォマティクス/以下、TTMI)」を設立した。
新会社のTTMIでは、MaaS(Mobility as a Service)先進国で世界レベルのエンジニアが集まるシンガポールにおいて、豊田通商グループおよびパートナー企業と提携し、機械学習や数理最適化技術などの高度な技術を開発。
配車サービス事業者や物流事業者などのモビリティサービスプロバイダーに、コネクティッドサービス(渋滞情報配信、最適配送経路計画など)を提供する。
また、シンガポールを起点に、日本のみならず、需要が大きく市場の拡大が期待される東南アジア・中東・アフリカなどを中心に、グローバルにカバーする。
豊田通商グループは、「2022年3月期 中期経営計画」において「ネクストモビリティ戦略」を重点分野の一つとして掲げ、次世代モビリティ事業を推進。TTMIに、コネクティッドに関する同社グループの技術・知見を結集してMaaS事業を実現。さまざまな社会課題の解決への貢献を目指すとしている。
[TTMI概要]
– 会社名:Toyota Tsusho Mobility Informatics Pte. Ltd.
– 所在地:シンガポール
– 設立時期:2019年11月
– 代表者:
・President:香野 孝通(非常勤)
・Vice President:奥野 潤(常勤)
・Vice President:Goragot Wongpaisarnsin(ゴラゴット・ウォンパイサンシン)(常勤)
– 資本金:920千シンガポールドル(豊田通商グループ 100%)
– 事業内容:コネクティッドサービス事業(R&D、PM、グローバル営業、ビジネス開発)