豊田通商は4月14日、再生可能エネルギー(以下「再エネ」)のバリューチェーン構築を目的に、レラテック(以下「レラテック社」)と2022年3月に資本業務提携したと発表した。
豊田通商は、これまで風力発電向けの風況調査用途を中心に、トップラーライダー(風況観測機器)や、無電源地域における同機器への電力供給に使用する燃料電池の販売を行ってきた。一方、レラテック社は、洋上風力向けの高度な観測・解析技術を有する神戸大学発のベンチャー企業として、創業時から風況調査およびそれに係るコンサルティング事業を展開している。
豊田通商は、今回のレラテック社との資本業務提携を通して、今後需要が拡大していく洋上風力市場の成長に貢献。また、産業のすそ野が広い風力発電分野において、機器販売に加えて風況観測・解析のコンサルティング事業も含めた再エネのバリューチェーンを構築し、洋上風力を支えるソリューションプロバイダーを目指していくとしている。
再エネバリューチェーンのイメージ