トヨタ自動車は、愛知県豊田市の元町工場に、豊田自動織機製の燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)を、3月16日までに20台導入、元町工場内にFCフォークリフト専用の水素ステーションを新設した。
2017年1月31日に元町工場へトヨタとして初めて導入した2台のFCフォークリフトと合わせ、元町工場へのFCフォークリフト導入台数は合計22台となった。
トヨタは、「トヨタ環境チャレンジ2050」の「工場CO2ゼロチャレンジ」の達成に向けて、低CO2生産技術の開発・導入や日常のカイゼン活動に加え、工場での再生可能エネルギーや水素利用に取り組んでおり、今回のFCフォークリフト導入もその一環だとしている。
また、今後も「工場CO2ゼロチャレンジ」の実現に向け、現在使用しているエンジン式フォークリフトを、FCフォークリフトに置き換えていく予定で、2020年頃までに元町工場へ170~180台のFCフォークリフトを導入する予定だと云う。
なお、今回追加導入したFCフォークリフト20台は、環境省・経済産業省連携事業「水素社会実現に向けた産業車両の燃料電池化促進事業」を活用し、導入された。
トヨタは、元町工場以外の工場でも、FCフォークリフトの導入・利用を推進していくとしている。