トヨタ紡織 は9月12日、欧州地域に於ける生産子会社である〝トヨタ紡織トルコ〟と〝TBソーテックトルコ〟が太陽光発電施設を建設し、10日に開所式を実施したと発表した。
トルコでは国を挙げて再生可能エネルギーの導入に注力しており、同社としても安定的に電力の再生エネルギーを確保するべく、今回、太陽光発電施設を建設したと云う。
なお、同施設では10MWPの発電(最大電力発電量)ができるため、トヨタ紡織トルコとTBソーテックトルコ両社分の電力需要全てを賄うことが可能。これにより、年間約5,800トンのCO2排出量の削減が見込めるとのこと。
<太陽光発電施設の概要>
– 建設面積:120,000平方メートル
– 建設場所:トルコ共和国 メルシン県 エルデムリ市
– 発電開始:2024年5月
– 発電量:10MWP(最大電力発電量)
– CO2排出削減量:トヨタ紡織トルコ:約5,100t-CO2/年。TBソーテックトルコ:約700t-CO2/年
– 投資額:1,250万ユーロ
トヨタ紡織グループでは、2050年環境ビジョンに於いて「工場GHGネットゼロ(※)達成」を掲げ、2022年度から再生可能エネルギーの導入を加速。国内では既に全13工場の内の12工場で、電力の再生可能エネルギー導入率100%を達成しており、今後は、2030年度に国内子会社・関係会社での導入率100%、さらに2035年度には、海外も含めた全工場での導入率100%達成を目指していると云う。
※工場から排出される温室効果ガス(Greenhouse Gas)の排出量を実質ゼロにすること。
[会社概要]
■トヨタ紡織トルコ
– 所在地:トルコ共和国 サカリヤ県
– 設立:1997年10月
– 代表者:Hakan Konak(ハーカン コナック)
– 事業内容:シートおよび内装品の製造、販売。
■TBソーテックトルコ
– 所在地:トルコ共和国 デュズジェ県
– 設立:2012年6月
– 代表者:Utku Tekgul(ウトゥック テックギュル)
– 事業内容:シートカバーの製造、販売。