豊田合成は、国際的な環境非営利団体であるCDP※1が実施する企業調査の「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高評価のAランクを2年連続で獲得したと、2月26日発表した。
※1 イギリスを拠点とした非営利団体(NPO)で、2000年に発足された「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」がその前身。世界の主要な企業や都市に対して、気候変動や水管理などにどう取り組んでいるか情報開示を求め、調査・評価を行う。機関投資家の賛同を得て調査を行っており、投資家から最も信頼されている評価機関のひとつ。
この評価は、気候変動に対する企業の取り組みを「ガバナンス」「目標」「スコープ3※2排出量」「サプライヤーとの協働」の4項目から調査し、その評価によって8つのランクに格付けされるもの。今年は世界5,700社以上の企業が対象となった。
※2 企業のサプライチェーンにおける事業活動に伴って発生する温室効果ガスの排出量において、企業自らによる排出(スコープ1)と他社から供給される電気や熱などによる排出(スコープ2)を除いた、すべての間接的な排出量。生産前の材料や部品の調達、出荷後の製品の加工や輸送、廃棄といった企業活動の上流と下流が対象。
今年度は、サプライヤーとの連携によるCO2低減、スコープ3の排出量の情報開示、気候変動対策などの取り組みが高く評価された。
豊田合成は、豊かな地球を未来に残すことを企業の使命と捉え、長期環境目標(TG2050環境チャレンジ)において、2050年までにCO2排出量を極小化するなどの高い目標を掲げている。