豊田合成は5月7日、西溝口工場(同県稲沢市)で使用するすべての電力を、再生可能エネルギー(以下、再エネ/※1)で発電されたグリーン電力に切り替えたことを発表した。これにより、24年度のCO2排出量は、前年度比で約1,200トン削減されると云う。
<カーボンニュートラルの実現に向けた活動>
同社では、自社の生産活動などで発生するCO2排出量(スコープ1・2)について、昨年8月にカーボンニュートラル実現時期の2030年への前倒しを宣言し、「生産技術革新と日常改善による省エネ」および「電力の再エネへの転換」を加速。再エネへの転換に於いて、グリーン電力・非化石証書(※2)の購入や自社での太陽光発電設備の設置などを組み合わせた再エネの利用を拡大している。
なお、今回の再エネ導入は、21年度の本社・水素タンク製造拠点(いなべ工場)・物流拠点(みよし物流センター)、22年度・23年度の技術開発拠点(美和技術センター・北島技術センター)に続くもの。豊田合成は、今後も再エネの導入を計画的に拡大していくとしている。
<再エネ導入計画>
※1:太陽光、風力、バイオマスなどの自然を利用して作った電気。
※2:「CO2を排出しない」という再生可能エネルギーが持つ価値(環境価値)を証書化したもの。