豊田合成 は5月20日、東日本復興支援活動の一環として、岩手県立宮古商工高等学校で「車イス修理指導会」を実施したと発表した。
同校では、岩手県内の破損した車椅子を、修理してアジア諸国へ贈呈しており、嘗ては、その修理方法をインターネットや本を参考に独学していたが、さらなる技能向上を目指して、豊田合成の従業員によるボランティアサークル「車イスドクターズ」(※)に指導を依頼。
その要望を受けて、車イスドクターズでは、2015年からこの指導会を毎年実施するようになったと云う。
なお、今回は、同校の3年生2名が、タイヤ交換やブレーキの修理方法を学習。生徒たちは、地元老人ホームを訪問するなど、修理活動の範囲を広げていると云う。
<指導会の概要>
– 日時:2024年 5月17日(金)12:40~15:30
– 場所:岩手県立宮古商工高等学校(宮古市赤前第1地割81番地)
– 参加者:同校の3年生(選択授業で車イス修理を選んだ生徒)2名/豊田合成「車イスドクターズ」のメンバー2名
車イスドクターズは、1996年に豊田合成の有志メンバーで結成されたボランティアサークルで、事業所近隣の福祉施設などを訪問し、毎年約180人(延べ人数)が500台以上の車イスを修理・メンテナンス。昨年2月には、約30年に渡る継続的な活動が評価され、日本自動車会議所から「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」の選考委員特別賞を受賞している。