豊田合成は、トヨタ自動車ならびにトヨタグループ各社と新型コロナウイルス感染症の診断や治療に従事する医療現場を支援する取り組み「ココロハコブプロジェクト(※)」の一環として、5月7日に新型コロナウイルスのPCR検査車両(1台)を東京都医師会に提供した。
この検査車両は、「電気で動く次世代ゴムe-Rubber」の医療デバイス等を共同で開発しているネットワークを活用して、提案し実現。車両提供後は、感染軽症者の施設となる都内ホテルの近隣に配置して活用される予定だと云う。
なお車両の改造は、特装車事業でノウハウをもつトヨタカスタマイジング&ディベロップメントの協力を得て実施した。
豊田合成は、今後も医療現場のニーズに応じて、より高度なモバイルステーションへの進化を目指して迅速に取り組んでいきたいとしている。
[PCR検査車両の特徴]
・隔壁越しに検体を採取でき医療従事者との隔離が可能(感染を防御)。
・必要な場所に移動が可能 。
※「ココロハコブプロジェクト」は、東日本大震災の被災地を支援するため、トヨタやトヨタ販売店および、その従業員が、継続的かつ長期的に実施してきた支援活動の総称。今回は、新型コロナウイルス感染症で闘病中の人や、医療従事者・政府・自治体関係者に対して、トヨタグループが力を合わせて取り組む支援活動の総称とした。