東芝プラントシステムは7月29日、PSジャパンと、スチレンモノマー還元を目的としたケミカルリサイクル実証化設備建設の工事請負契約を締結したと発表した。
ケミカルリサイクル実証化設備は、使用済の食品トレーなどのポリスチレン製品を回収し、化学原料(スチレンモノマー)に再生(還元)して、ポリスチレン製品に再利用するための施設。東芝プラントシステムの独自技術により高い還元率を実現すると云う。
設備は、東芝プラントシステムが、EPCC(Engineering:エンジニアリング/Procurement:調達/Construction:建設/Commissioning:試運転)を担当。PSジャパンの水島工場内に建設される。
東芝プラントシステムは、ケミカルリサイクル設備事業を、化学メーカー業界に共通する課題解決に向けた有効手段と捉え、環境負荷の軽減、ならびに国内外の持続可能な社会の実現を目指して、取り組んでいくとしている。
[事業所在地]
– 設備保有者:PSジャパン株式会社
– 設置場所:PSジャパン 水島工場
– 設備所在地:岡山県倉敷市潮通3-13
– 着工:2022年1月
– 引き渡し時期:2022年12月
■(東芝プラントシステム)廃プラスチック問題の解決に向けて(スチレンモノマー還元技術の紹介):https://www.toshiba-tpsc.co.jp/pdf/topics/202003/wasteplastic.pdf
■PSジャパン:http://www.psjp.com/