東芝は、2月28日、子会社の東芝プラットフォームソリューション(TOPS)の同社保有の発行済株式の全てを、アスパラントグループが運営するファンドが設立したTOPSホールディングス(TOPSH)に譲渡したことを発表した。
これにより、TOPSは同社の連結対象から外れることとなる。
TOPSは、組込みコンピュータの開発・製造・販売から保守サービスをワンストップで提供するエンベデッドソリューション事業を中心に展開。
しかし、東芝が社会インフラを核とした事業領域に注力するなか、TOPS事業の更なる発展を期するため、TOPSHにTOPS株式を譲渡することとしたとしている。
東芝はまた、今後の見通しとして、譲渡に伴い連結税引前損益ベースで約13億円の売却益を計上する見込みではるが、同社の業績に与える影響は軽微であり、2月14日に公表した、同社2017年度業績見通しに変更はないとしている。
[TOPSの概要]
名称:東芝プラットフォームソリューション株式会社
所在地:千葉県千葉市美浜区真砂5-20-7
代表者:代表取締役社長 佐藤 雅裕
事業内容:エンベデッドソリューション事業(組込みコンピュータ、周辺機器の販売・設計及び保守サービス)及び一般派遣事業
資本金:4億9,900 万円
[アスパラントグループ株式会社および、同社運営ファンドの概要]
■アスパラントグループ株式会社
名称:アスパラントグループ株式会社
所在地:東京都港区赤坂2-23-1 アークヒルズ フロントタワー RoP 1001
代表者:代表取締役社長 中村 彰利
■アスパラントグループ株式会社が運営するファンド
名称:AG2号投資事業有限責任組合
無限責任組合員:アスパラントグループ株式会社
有限責任組合員(出資者):国内機関投資家(銀行、年金基金、総合商社等)
ファンド規模:約272億円
設 立:2016年6月