東芝インフラシステムズは１月１２日、物流ソリューション事業拡大に向けたバリューチェーン強化のため、中国のムシニー社（Suzhou Mushiny Intelligent Technology／本社：江蘇省蘇州市）と戦略的業務提携契約を締結し、出資を行うと発表した。

ムシニー社は、物流施設や工場他で活用できる棚搬送ロボットや、各種搬送、区分ロボット等の豊富なラインナップを揃える、海外売上比率が50%以上の豊富な実績がある企業。

現在、画像認識技術やロボティクス技術を応用したピッキングロボット、デパレタイズ（荷降ろし）ロボットを開発し、さらに人と機械の倉庫業務を最適化するWES（Warehouse Execution System）を製品化している東芝グループは、今回のムシニー社との提携を機に、補完性を活かした製品ラインナップの拡充と販売網の拡大、バリューチェーン強化による安定供給の実現を図る。さらに、将来に向けた高付加価値製品の創出を視野にいれた関連製品開発に取り組む等、ロボティクス・物流ソリューション事業の強化を進めていくとしている。

東芝インフラシステムズは、今回のムシニー社との戦略的提携により、世界各国で急増する物流ソリューション市場に於いて、2030年度売上高250億円を目指すとしている。

［ムシニー社概要］

– 設立：2016年
– 代表者：Liu Ming（劉明）
– 本社所在地：中国・江蘇省蘇州市
– 従業員数：約200名
– 事業内容：AGV等の単体およびソリューションの販売、製造、保守

■（東芝インフラシステムズ）ロボティクス・物流システムソリューション：https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/security-automation/robotics-logistics.html

■Mushiny（英語）：https://www.mushiny.com/