東芝エネルギーシステムズがセブン-イレブンの本社内、セブン-イレブン・千代田二番町店に納めた 700W 純水素燃料電池システム「H2Rex(エイチ・ツー・レックス)」が、運転を開始した。
コンビニエンスストアへの東芝エネルギーシステムによる純水素燃料電池システム導入は初となる。
純水素燃料電池システム「H2Rex」は、水素を直接用いて発電するため、CO2を発生しない発電システム。
今回セブン-イレブンの店舗内で稼働したシステムは、岩谷産業から供給される水素ボンベの水素を使用して発電する。
東芝エネルギーシステムズは、このシステムの稼働により、店舗内で使用する外部調達電力量が減り、コスト削減に貢献するとしている。
セブン-イレブンは、環境配慮型の店舗拡大を目的に、店舗燃料電池車用の水素ステーションを併設したコンビニエンスストアを東京都内と愛知県、宮城県に開店するなど、水素社会に向けた取り組みを積極的に進めている。
東芝エネルギーシステムズは、東京都内や仙台市内の当該水素ステーション向けに純水素燃料電池システム「H2Rex」を納入した実績があり、今回、環境負荷が低減できる点が評価され、セブン-イレブン・千代田二番町店への導入にいたったとしている。
同社は今後もコンビニエンスストアをはじめホテルや自治体など様々な分野へ「H2Rex」の納入を目指し、CO2を排出しないクリーンな水素社会の実現に貢献していきたいとコメントしている。
純水素燃料電池システム「H2Rex」:
https://www.toshiba-energy.com/hydrogen/product/fuel-cell.htm