東芝エネルギーシステムズは7月30日、同社各事業が進めるカーボンニュートラル(CN)関連ビジネスをより加速させるため、8月1日付で「カーボンニュートラル営業推進部(以下、CN推進部)」を新設すると発表した。
CN推進部は、新規事業やデジタル技術を用いたサービスを推進する「DX統括部」傘下に設置され、顧客目線での総合的な提案支援を、社内各事業の垣根を超えて行っていくと云う。
環境意識の高まりや、日本政府による2050年「カーボンニュートラル実現」目標の宣言など、製造業や物流業などを中心に、再エネ電源の導入や工場内で使う動力の効率化など、環境関連の投資が加速していることを受け、東芝グループは、今後の注力事業の一つとして「カーボンニュートラルへの貢献」を掲げた。
東芝エネルギーシステムズではこれまで、「CO2を排出しない/抑制する」、出力変動のある再エネの出力平準化などの「エネルギー調整」、「CO2の回収/活用」といったCNに関するニーズに対応すべく、太陽光や風力などの再エネシステムやデジタル技術を用いたエネルギーマネジメントシステム、再エネ由来の水素ソリューション、CO2分離回収設備など多くのCN関連の製品・サービス等を、それぞれの事業毎に提供してきたが、顧客ニーズがより幅広いものになってきていることから、今回、その対応のため、CN推進部を新設した。
CN推進部では、CNや同社サービスに興味を持つ顧客の立場で、その営業活動を重点的に支援。同社商材を組み合わせた支援を、総合的に提案していく。
東芝エネルギーシステムズは、エネルギー機器メーカーとして培ってきたノウハウにデジタル技術を組み合わせることで、付加価値の高いサービスを総合的に提供する「インフラサービスカンパニー」として、カーボンニュートラル実現に向けて貢献していくとしている。
■(東芝エネルギーシステムズ)再生可能エネルギー事業:https://www.toshiba-energy.com/renewable-energy/index_j.htm
■(東芝エネルギーシステムズ)デジタルトランスフォーメーション(DX)事業:https://www.toshiba-energy.com/digital-transformation/index_j.htm