東急は10月6日、シニア層の方々を対象とした電子乗車券「東急線乗り放題パス(over60)」を限定発売すると発表した。
この施策は、アフターコロナに即した社会的価値の持続的提供を目指し、域内移動需要の創出を目的とした新たな乗車券サービスの第1弾。
東急は、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛の長期化で顕在化しつつある二次的な健康被害といった社会課題に対し、鉄道サービスを通じて外出や人との交流の一助となることで、東急線沿線にお住まいの方の健康促進に貢献し、豊かで充実した暮らしにつなげていくことを目指している。
乗車券は、11月1日~11月30日までの1か月間、2,000円で東急線全線が乗り放題になる。60歳以上のTOKYU CARD、TOKYU POINT CARD(現金ポイントカード)会員で「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録し、応募した人の中から1,000名を上限に発売する。
東急線ワンデーパス(東急線全線一日乗車券)3日分の価格(2,040円)とほぼ同額で1か月間自由に東急線全線を利用することができる。また、旅行・レジャー予約サイトを運営しているKlookと連携し、スマートフォンを活用した電子乗車券を発行することで、切符の購入などの手間がなく駅係員にスマートフォン画面を提示するだけで、スムーズに乗車可能となっている。