東急は3月28日、東急線全路線での運行にかかる電力を、4月1日より、再生可能エネルギー由来の実質CO2排出ゼロの電力に置き換えると発表した。
世田谷線では、2019年3月より再生可能エネルギー100%電力での運行を開始しており、今回、東横線をはじめとした鉄道7路線で使用する電力に対象を拡大する。鉄道7路線は東京電力エナジーパートナー、世田谷線は引き続き東急パワーサプライの再エネ電力メニューにより、CO2排出量が実質的にゼロとなる。その結果、年間で約165,000t-CO2を削減できる見込みで一般家庭の年間CO2排出量に換算すると約56,000世帯にあたるという。
なお、全路線を再生可能エネルギー由来の電力100%にて運行するのは日本初の取り組みだとしている。
■鉄軌道全路線の再生可能エネルギー由来の実質CO2排出ゼロの電力での運行概要
<鉄軌道全路線の概要>
・営業キロ 104.9km(鉄道7路線、軌道1路線)
(鉄道)東横線・目黒線・田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線・こどもの国線
(軌道)世田谷線
・輸送人員805,783千人(2020年度実績)
・年間使用電力量約3億5千万kWh(2022年度計画)