東京工業大学は、指定国立大学法人として、100%出資の子会社である「Tokyo Tech Innovation(東京テックイノベーション/本社:大岡山キャンパス内)」を、4月1日付で設立した。
国立大学法人法第34条の5には、「指定国立大学法人は、その研究の成果を活用する事業を実施する者に出資できる」と定められている。
今回、東工大はその規定に基づいて、文部科学大臣の認可を受け、同校初となる子会社を設立。大学の研究成果を活用する「特定研究成果活用事業」として、以下の事業を行う。
1.事業者の依頼に応じてその事業活動に関し必要な助言その他の援助を行う事業。
2.事業者及びその従業員その他の者に対して研修又は講習を行う事業(特定研究成果を活用して研修又は講習に必要な教材を開発し、当該教材を提供する事業を含む)。
また、共同研究の実施などの特定研究成果活用事業以外の事業を営む場合、組織・経理処理等を特定研究成果活用事業と明確に区分したうえで、以上事業を実施していく。
東工大は、新会社を通じて、指定国立大学法人構想のうち「新たな知の社会実装の推進と定着」の実現に向けた取組として、生み出す知を社会や産業界の需要にマッチングして還元、社会の発展に貢献していくとしている。
[新会社の概要]
– 会社名:株式会社Tokyo Tech Innovation
– 所在地:〒152-8550 東京都目黒区大岡山2丁目12番1号
– 設立日:2020年4月1日
– 資本金:5,000万円(資本準備金 4,000万円)
– 代表者:延 善洋
– 株主構成:東京工業大学100%出資
[問い合わせ先]
東京工業大学
研究推進部 産学連携課 産学連携業務グループ
メール:san.gyo@jim.titech.ac.jp