東京ガスの完全子会社である「東京ガスアメリカ社」は、フランスの「エンジー社」がメキシコで再生可能エネルギーの開発・運営を行う事業プラットフォームとして設立した共同開発運営会社「エオリオス・エンテーヘー社」の株式50%を、12月10日(メキシコ時間)に取得した。
東京ガスによる国外の再生可能エネルギー事業への出資および再生可能エネルギー共同開発運営会社への出資は、今回が初。東京ガスは、3名の社名を共同開発運営会社に出向させ、資産の運営管理にあたる。
エオリオス・エンテーヘー社では、メキシコにおいて6つの再生可能エネルギー発電プロジェクトへの参画を計画しているが、今回、風力発電(トレスメサス3)および太陽光発電(トロンペソン)の2プロジェクトへの出資が完了。
今後、他のプロジェクトについての出資について、順次実施していく予定。また、在メキシコ日系企業をはじめ、再生可能エネルギー電源のニーズがある企業への売電にむけた協議も進めていくと云う。
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」で掲げた2030年における国内および海外での再生可能エネルギー電源取扱量500万kWの達成に向け、今後も電源の獲得に取り組んでいくとしている。
[プロジェクトの概要]
* 太陽光は太陽電池モジュール公称最大出力(直流)の総量
[会社概要]
<エオリオス・エンテーヘー社>
– 設立年月:2019年12月
– 本社所在地:メキシコシティ(メキシコ)
– 資本構成:エンジー50%、東京ガス50%
– 事業概要:再生可能エネルギー事業への投資および運営管理
<エンジー社>
– 設立年:1880年
– 本社所在地:パリ(フランス)
– 社長:イザベル・コシェ
– 資本構成:フランス政府23.64%他
– 事業概要:発電、天然ガス、エネルギーサービス事業
<東京ガスアメリカ社>
– 設立年月:2013年2月
– 本社所在地:テキサス州ヒューストン(アメリカ合衆国)
– 社長:田部井 純
– 資本構成:東京ガス100%
– 事業内容:北米新規事業への投資および運営管理