東京ベイシティ交通は、昨年4月から運用を開始している路線バス・コミュニティバス(おさんぽバス)の「バスロケーションシステム」において、より精度の高いバス接近情報を案内するため、全車両に搭載しているGPS通信車載機を「みちびき(準天頂衛星システム)対応型車載機」に更新した。
東京ベイシティ交通は、京成電鉄の連結子会社かつ、東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドの持分法適用会社でもある千葉県浦安市の旅客自動車運送事業会社。
今回、同社が保有する路線バス・コミュニティバスの全車両に搭載するGPS通信車載機を、みちびき対応型車載機に更新することで、バスの運行位置、走行速度、渋滞に関するデータを正確に把握。
バスロケーションシステムのスマホアプリ(もくいく/PINA)および、停留所接近表示器で、バスの接近情報や遅れ状況等の表示・提供を、より正確にする。
[バス接近案内表示器設置箇所]
■既設の表示器
・新浦安駅 おさんぽバス・A・B・C・D・E・F・Hのりば()8基
・新浦安駅北口 J・Kのりば 2基
・浦安市役所 おさんぽバスのりば(1基)
・浦安駅入口 A・B・Dのりば(3基)
・東海大浦安高校前 ⑤㉔㉖系統のりば(2基)
・サンコーポ西口 往復のりば(2基)
・サンコーポ東口 往復のりば(2基)
・順天堂病院前 往復のりば(2基)
・美浜東団地 浦安駅方向のりば(1基)
・海楽 新浦安駅方向のりば(1基)
■2020年3月増設予定(2020年春から運用開始)
・海楽 浦安駅方向のりば(1基)
・消防本部前 浦安駅方向のりば(1基)
[みちびき(準天頂衛星システム)について]
みちびき(準天頂衛星システム/QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)は、準天頂軌道衛星を主体として構成されている日本の衛星測位システム。
衛星測位システムは、衛星からの電波によって位置情報を計算するもので、米国のGPSがよく知られており、みちびきを日本版GPSと呼ぶこともある。
みちびきは、昨年11月から、4機体制での運用を開始し、そのうち3機はアジア・オセアニア地域の各地点において、常時測位可能。GPSと合わせて利用することで、安定した高精度測位を行うための衛星数の確保ができる。
[問い合わせ先]
電話:047-352-2111
■東京ベイシティバス:http://www.baycity-bus.co.jp/
■みちびき(準天頂衛星システム):https://qzss.go.jp/