東海理化は8月28日、東京都立大学理学部の柳和宏教授と共同研究している「カーボンナノチューブ(Carbon Nanotube : CNT)を用いた熱電発電技術」の内容を、幕張メッセで9月4日(水)から6日(金)まで開催される「第3回ネプコンジャパン [秋] 」(エレクトロニクス開発・実装展)にて初公開すると発表した。
熱電発電技術は、温度差を利用して熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換する技術。
東海理化では、温度差を与えた時の起電圧の大きさと電気伝導性から、優れた熱電材料として期待されるカーボンナノチューブに化学的な処理を施すことで性能を向上させる研究を、2022年から東京都立大学と行ってきたが、今年8月、資本業務提携を締結した名城ナノカーボン 製の高品質なカーボンナノチューブと組み合わせることで、更に電気伝導率を高めることに成功し、実用性をより高めることができたと云う。
東海理化は、今後もこの産学連携を通じて、カーボンナノチューブを用いた熱電発電技術の実用化を目指し、持続可能な社会へ貢献できる技術開発を進めていくとしている。
※関連リリース:東海理化、名城ナノカーボンと資本業務提携 (PDF)
[イベント出展概要]
– 名称:第3回ネプコン ジャパン [秋] エレクトロニクス開発・実装展
– 開催期間:2024 年 9 月 4 日(水)~9 月 6 日(金)
– 出展場所:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)ホール 2・3 小間番号5-26
– 入場料:無料(但し、来場登録が必要)