東海理化は6月20日、名古屋大学、アイサンテクノロジーと共に、2022年度より愛知県の「知の拠点あいち重点研究プロジェクト Ⅳ期」に於いて『自動運転技術のスマートシティへの応用』を研究開発テーマとして実施している。
これを踏まえ同社は、当該プロジェクトの最終成果に向け、2024年6月27日(木)、28日(金)の2日間、知の拠点あいち(豊田市/あいち産業科学技術総合センター)にて実施する自動運転サービスの公開実験に参画する。
同社は、⾞両外に取り付けた複数台のカメラの映像を合成処理し、映像品質を維持したままリアルタイムに遠隔監視センターへ伝送。運⾏中の⾞両の⾛⾏状況や⾞外の状況を、1台のパソコンで⼀括監視できる安⼼・安全な遠隔監視システムで同プロジェクトに参画しており、公開実験に於いても同技術を活かす。
当該自動運転サービスの公開実験の概要は以下URLの通り(関係者が参加、一般は参加できない)
https://www.pref.aichi.jp/press-release/20240620.html
『自動運転技術のスマートシティへの応用』研究開発体制・役割分担
企業・機関:東海理化
研究開発領域:安全運⾏技術開発
研究開発項目:遠隔監視高度化技術/フィールド検証/PoC(Proof of Concept の略。新しい概念や理論、原理、アイディアの実証を目的とした、試作開発の前段階における検証デモンストレーション)、実用化推進
企業・機関:アイサンテクノロジー
研究開発領域:研究統括
・高精度地図配信、点群データ活用、MaaS-自動運転連携、安全運⾏技術開発
・PoC、実用化推進
研究開発項目:
・高精度地図配信技術、LiDAR データ利活用技術開発
・MaaS デマンドシステム-自動運転システム連携用ツール開発
・遠隔監視高度化技術開発
・フィールド検証/PoC、実用化推進
企業・機関:名古屋大学
研究開発領域:自動運転⾞とのインフラ連携
研究開発項目:インフラ-自動運転システム連携技術/フィールド検証/PoC、実用化推進