東海理化と川崎鶴見臨港バスは2月13日、路線バス内での人身事故の防止や、将来の自動運転社会の実装に向けて、安全支援システムの実用化を視野に共同検証を開始する。
今回の取り組みでは、東海理化の安全支援システムで「乗客が走行中に席を立つなどの怪我に繫がるような不安全行動を検知する画像認識技術」と「バスの周囲状況を遠隔監視するシステム」の2つを、川崎鶴見臨港バスの路線バスネットワークを活用して検証。これらの取得ノウハウを将来の自動運転技術などに活かしていくとしている。
<各社役割>
■東海理化:
(1)画像認識技術を活用した安全支援システム提供。
(2)実運用環境下での安全支援システムの有効性検証と技術開発。
■川崎鶴見臨港バス:
(1)安全支援システムを搭載した車両での営業路線運行(実用化検証)。
(2)営業運行下でのデータ取得と効果検証の統計情報提供。
両社は、革新的な技術で、安心・安全な未来の地域公共交通の実現を目指すとしている。