これを前提にSBドライブとバイドゥの両社は、SBドライブが開発中の遠隔運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」と、百度の自動運転システムのプラットフォーム「Apollo」を連携させ、日本の公道上での自動運転バスの実用化を目指す構えだ。
そこで両社は、「Apolong」を開発・製造する車両メーカー「厦門金龍聨合汽車工業有限公司(以下「金龍客車」)」と協業し、「Apolong」を日本で活用するための仕様変更などを進めて、2019年初期までに実証実験用車両を含めて10台の「Apolong」を日本に持ち込む予定だ。またこれを基に2018年度中に日本で実証実験を開始する予定としている。
ちなみにバイドゥは、中国の検索市場において第1位のシェアを有し、米国NASDAQへ上場している百度(Baidu, Inc.、本社:中国北京市、会長兼CEO:Robin Li)の日本法人である。