ビジネス分野でVRの開発を行うナーブ(NURVE)は、まだ居住中の賃貸住宅に入居を希望する人が、その部屋の退去予定がなくても空き待ちができる、VR(※)技術を活用した「空き待ちシステム」の開発を行う。
開発にあたっては、東急住宅リースが賃貸管理事業に関するコンサルティングを実施。来春を目処に、東急住宅リースが管理する約89,000戸の賃貸住宅の内、一部の賃貸住宅にて試験的に導入。順次対象戸数を増やすとともに、他の不動産管理会社への展開も予定している。
「空き待ちシステム」は、入居中かつ退去予定がない部屋であっても、希望に沿った賃貸住宅を専用Webサイト上で検索、さらに、入居希望の受付登録ができるというもの。また、「VR内見」で、室内の様子を、360度、事前に見ることができる。また、システムの活用で、入居者募集期間を短縮、賃貸住宅のオーナーの収益改善に貢献。入居希望者と賃貸住宅オーナー、双方に資するとしている。
※)VR:バーチャルリアリティー(Virtual Reality/仮想現実)の略称。コンピューターによって作られた仮想的な世界を、ヘッドマウントディスプレー(HMD)などを使って、現実世界のように体感できる技術。
[ナーブについて]
ナーブ(NURVE)では、不動産、建設、旅行、航空、船舶、自動車といった様々な業界にVR技術を活用したプラットフォームを提供。多くの企業に活用されている。
・不動産、建設:「VR内見」「どこでもストア」などのVRソリューションを提供
・旅行、航空、鉄道:「VRトラベルソリューション」を提供
・船舶、自動車:「VRソリューション」を提供
<会社概要>
– 名称:ナーブ株式会社
– 代表:代表取締役 多田英起
– 本社所在地:東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング7F
– 設立:2015年10月
– 資本金:991百万円(資本準備金含む)
– 事業内容:VR(バーチャルリアリティ)コンテンツのプラットフォームの提供
– ホームページ:http://www.nurve.jp
[東急住宅リースについて]
東急住宅リースは、同社ウェブサイトの「東急住宅リースの賃貸」で、管理戸数約89,000戸の中から、最新の賃貸住宅情報を紹介。また、東急不動産ホールディングスは、ナーブに対して「TFHD Open Innovation Program」を通じて資本出資している。
<会社概要>
– 名称:東急住宅リース株式会社
– 代表:代表取締役社長 北川 登士彦
– 本社所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス16階
– 設立:2014年4月1日
– 事業内容:不動産の賃貸管理・運営