タイムズモビリティは10月1日から、国土交通省近畿地方整備局が実施する「道路空間を活用したEV路上カーシェアリング社会実験」にカーシェアリング事業者として参加。国道1・2号の路上に開設されたカーシェアリングステーションにEV車両を5台配備する。
この社会実験は、国土交通省が道路分野に於けるカーボンニュートラルの取組みとして、JR大阪駅など鉄道駅周辺の国道1・2号の路上5カ所にカーシェアリングステーションを開設。そこにタイムズモビリティがカーシェアリングサービス「タイムズカー」のEV車両を配備し実施するもの。
駅周辺の路上にカーシェアステーションを開設することによって交通利便性は向上するのか、鉄道とEVカーシェアを組合せた移動がどの程度増え、それによってCO2排出量がどの程度削減されるのか、更には災害時のEV路上カーシェアリングステーションの活用などを検証していく。
実験概要
なお、同社会実験でのEV充電とチェーンゲートの開閉には、再生可能エネルギー100%電力を使用し、カーボンニュートラルなステーション運営が行われる予定だ。
ステーション配置図
タイムズモビリティでは、「この社会実験を介して、新たなカーシェアリングサービス運営のみならず、路上に開設するカーシェアリングステーションの維持管理、検証に必要な利用データの提供、タイムズカー会員への告知活動などで協力致します。
当社は今後もタイムズカーを通じて様々な社会実験に参画すると共に、交通結節点へのカーシェアリング車両配備やEVカーシェアリングを活用した取組みを進めることで、環境負荷低減に貢献し、快適な移動環境の実現を目指してまいります」と話している。