
ティアフォーが開発する新型プロトタイプ
自動運転車に係るソリューション開発を手掛けるティアフォー(TIER Ⅳ)は3月21日、人による運転操作を不要とする新型ロボットタクシーのプロトタイプを開発。相模原市内で3月22日から23日に掛けて開かれる乗り物イベントで展示する(雨天の場合、イベントが中止になることもある)。
場所とイベント名は、京王橋本駅南口から徒歩1分の「さがみはらリニアひろば(神奈川県相模原市緑区橋本2-1-61)」で神奈川県、相模原市、JR東海共催イベント〝未来の乗り物大集合! 最新テクノロジーに触れよう!乗ってみよう!〟を題して行われるもの。
展示車両は、昨年8月に交付された経済産業省・令和5年度補正予算「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」の自動運転移動サービス用車両開発事業を通じて、同社が実現させた。
新型プロトタイプの内装
その建て付けは、EVプラットフォームを基に専用外装と内装を独自で設計。これに自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware(Autowareは、The Autoware Foundationの登録商標)」と車載センサー類を組み合わせたもの。運行にあたっては、顧客乗車の際の利用体験を高めるべく、大規模言語モデルを取り入れた対話型エージェントが配備されている。
実車展示にあたりティアフォーでは、「都内では、政府補助を通じたロボットタクシーのプレサービス実証プロジェクトや、タクシーの実営業を活かして自動運転AI技術を磨くべく運行データの収集プロジェクトも推進しています。今後は新型プロトタイプも活用し、ロボットタクシーの普及に向けた取り組みをより強力に推進していきます」と述べている。
会社概要
社名:株式会社ティアフォー
所在地:東京都品川区
URL:https://tier4.jp
設立年月:2015年12月
主な事業内容:
・自動運転プラットフォーム開発事業
・自動運転ウェブサービス開発事業
・自動運転システム開発キット販売事業
・自動運転技術の教育事業