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2021年5月16日【イベント】

TGR支援ドライバー平良、2021年SFL第3大会で入賞

NEXT MOBILITY編集部

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TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は5月16日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第3大会(第7戦、第8戦、第9戦)の結果を発表した。

TOYOTA-GAZOO-Racing・ロゴ

スーパーフォーミュラ・ライツの第3大会は、5月15日(土)と16日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催。梅雨入りしたばかりのオートポリスは悪天候に見舞われ、予選と第9戦は中止に。実施された第7戦、第8戦もウェットコンディションでのサバイバル戦となったが、TGR-DCドライバーの平良響(TOM’S)が両レース共に4位入賞を果たした。

 

今季の同シリーズは全6大会17戦で行われるため、早くも前半戦最後の大会を迎えた。今季の同シリーズにはTOYOTA GAZOO Racingドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援ドライバーとして、小高一斗と平良響(TOM’S)がシリーズエントリー。小高は今大会も、併催のスーパーフォーミュラに小林可夢偉の代役として出場するため、今大会はTGR-DCレーシングスクール支援ドライバーとしてFIA-F4選手権にフル参戦している野中誠太(TOM’S)がスーパーフォーミュラ・ライツに出場する。

 

開幕大会の富士では代役参戦の野中が第2戦で3位に入り初表彰台を獲得。第2大会の鈴鹿ラウンドでは、平良が第6戦で3位の初表彰台を獲得している。

 

 

 

 

 

予選
15日(土)の午前11時20分から予定されていた予選は、悪天候のために行われず、前日夕方に急遽設けられた最後の専有走行のタイムでグリッドが決定された。このセッションでは野中が3番手タイムをマーク。平良は木曜日、金曜日にもクラッシュを喫し、車両は修復されて走行できたものの、セッティングを詰め切れず、7番手。この後、他車のグリッド降格により6番手から第7戦の決勝に臨むこととなった。

 

 

第7戦決勝
15日(土)は朝からの雨により、当初夕方に予定されていた第7戦決勝を、予選の時間に行うことと変更された。午前11時35分にスタートの予定であったが、大粒の雨に見舞われ、2度にわたりスタートは順延。ヘビーウェットコンディションの中、午前11時54分にセーフティカー先導でスタートが切られた。

 

3周目を終えてセーフティカー待避の予告が出されたが、再スタート直前に、最終コーナー手前で首位走行中の車両がスピン。これで野中は2番手からのスタートとなった。4周目に再スタートが切られると、野中は後続車両に1コーナーでかわされ3位へ。その直後、またも首位走行中の車両がクラッシュしセーフティカーが導入。これでまた2位へと上がった野中であったが、7周目に再スタートが切られると、8周目にスピンを喫しグラベル上でストップ。無念のリタイアとなった。

 

平良は6番手グリッドから、上位の脱落もあり4位へポジションアップ。野中が止まったことで3位へと順位を上げたが、8周目の最終コーナーでオーバーラン。4位へと後退。レースは相次ぐアクシデントで9周目に3度目のセーフティカーが導入されると、先導走行のまま規定の30分が経過し、11周でレースは終了。平良は4位でチェッカーを受けた。

 

 

第8戦決勝
16日(日)、朝からサーキットは濃い霧に包まれたため、午前8時25分から予定されていた第8戦の決勝レースは天候回復を待ってスタートが順延。しかし、なかなか天候は回復せず、サポートレースやスーパーフォーミュラのフリー走行もキャンセルとなる中、午後12時半から予定されていた第9戦の決勝は中止とされ、この時間帯に第8戦の決勝レースが、予定の21周より14周へと短縮されて行われることとなった。

 

スターティンググリッドは、14日(金)の夕方に行われた専有走行3回目のセカンドベストタイムで決定。雨はほぼ降っていないものの、路面はかなり水が残った難コンディションの中、野中が6番手、平良は7番手から、午後12時25分にセーフティカー先導でレースが開始された。

 

セーフティカーに先導されたままの周回中に雨が強まり、8周にわたって走行が続いたが、9周目に再スタート。この時点で規定レース時間の30分は残り3分を切っており、2周での超スプリントレースとなった。

 

セーフティカー中に上位の1台がピットイン、また先頭の車両もスリックタイヤを履いていたため後退したことで、野中は4位、平良が5位へとポジションアップ。しかし、再スタート直後の9周目に、4位を争う2台は接触し、平良がハーフスピン。その後、平良は野中をかわし、さらに前を行く車両との差を詰めたが、残り周回はなく、0.27秒届かず平良は4位フィニッシュ。野中は5位でレースを終えた。

 

 

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第7戦 結果表

 

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第8戦 結果表

 

ドライバーズポイント

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。