TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は8月29日、スーパーフォーミュラ・ライツの第5大会の第9戦で、TGR-DC RSスカラシップドライバーの野中誠太(TOM’S)が3位フィニッシュし、今季3度目の表彰台を獲得したと発表した。
8月28日(土)と29日(日)の両日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第5大会が、栃木県のツインリンクもてぎで開催。前大会より2か月ぶりの開催となった今大会では、第3大会オートポリスで悪天候のため中止となった第9戦を追加開催することとなり、1大会3レース制で実施された。
今季の同シリーズには、TOYOTA GAZOO Racing ドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援ドライバーとして小高一斗と平良響(TOM’S)がシリーズエントリーしているが、小高はスーパーフォーミュラに小林可夢偉の代役として出場するため、今大会も引き続き、TOM’Sの1号車はTGR-DCレーシングスクールのスカラシップドライバーとして今季FIA-F4に参戦している野中がドライブ。なお、平良は体調不良により今大会は欠場した。
第9戦決勝で、野中は5番手からスタート。好スタートで4位に並びかけると、サイド・バイ・サイドでのバトルの末に4位へと浮上。また、2位走行中の車両が1周目にコースオフしたため、野中は3位へとポジションを上げた。
4周目までに開いた前車との差は、折り返しの頃には3秒ほどに広がったが、前との差が開いたことで野中は自己ベストタイムを更新。しかし、前を行く2台も野中と変わらないペースで周回を重ね、3台は単独走行のままチェッカー。野中は第2戦、第4戦に続く今季3度目の表彰台獲得を果たした。