TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は7月19日、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・エストニアの結果を発表した。
■デイ1(7/15)の結果
1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) 1m42.8s
10 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +1.2s
17 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +3.2s
■デイ2(7/16)の結果
1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) 1h06m54.4s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +59.4s
5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +1m15.1s
■デイ3(7/17)の結果
1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) 2h17m46.8s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +1m38.8s
5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +2m02.2s
■デイ4(7/18)の結果
1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) 2h51m29.1s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +1m24.0s
5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +2m07.1s
カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(ヤリスWRC 69号車)がWRC初優勝。また、総合4位にはセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が、総合5位にはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が入った。
今回のロバンペラの勝利により、チームは第3戦メキシコから5戦連続優勝を達成。また、7戦中6勝と好調を維持し、2位のライバルチームと59ポイント差でマニュファクチャラー選手権首位の座を守っている。
なお、ロバンペラの20歳と290日という初優勝記録は、ヤリ-マティ・ラトバラ チーム代表が2008年に打ち立てた、22歳というWRC史上最年少優勝記録を更新する快挙となった。また、実父であるハリ・ロバンペラ氏は2001年にWRCスウェディッシュ・ラリーで優勝しており、親子二代でのWRC優勝が実現した。
2020年、WRCとして初めて開催されたラリー・エストニアは、今シーズンもWRCのシリーズ入りを果たした。エストニアのステージはその多くがハイスピードなグラベル(未舗装路)だが、今年は低速コーナーが続くテクニカルなセクションも増え、走行距離も延びたこともあり、より一層総合的な力が求められるラリーになった。
WRC次戦は、8月13日(金)から15日(日)にかけて開催される、第8戦「イープル・ラリー」。ベルギーの西部のイープルを中心に行われるこのラリーは、1965年に初開催された長い伝統と人気を誇るイベントであり、WRCとしての開催は今年が初。路面はターマック(舗装路)で、側溝のある農道を走行する非常にトリッキーなラリーとして知られている。
また、ラリーの最終日には、WEC(世界耐久選手権)やF1世界選手権も開催される「スパ・フランコルシャン・サーキット」周辺でのステージも予定されている。