TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は11月8日、セバスチャン・オジエとシャルル・ミレッシが初めてGR010 HYBRIDをドライブしたと発表した。
11月6日(土)、バーレーン8時間レースで、TGRがハイパーカー初年度ダブルタイトル獲得と全戦制覇という記録を成し遂げ、2021年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)は幕を閉じた。しかし、チームは休む間もなく、今季最後の舞台となったバーレーン・インターナショナル・サーキットで、7日(日)に行われたルーキーテストに参加。セバスチャン・オジエとシャルル・ミレッシが初めてGR010 HYBRIDをドライブした。
世界ラリー選手権(WRC)7度の世界チャンピオンで、現在TGRのラリーチームからWRCに参戦しているセバスチャン・オジエは、このルーキーテストに参加し、初めてGR010 HYBRIDのステアリングを握った。
オジエは午前中の2時間のセッションで32周に渡ってドライブし、GR010 HYBRIDのハンドリング特性をつかむと、午後のセッションではさらに52周を走破し、計84周を走破した。この午後の走行では20周にわたる連続走行もこなしている。
なお今回のルーキーテストでは、前日のバーレーン8時間レースでラストレースとなった中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーとGR010 HYBRID 8号車で勝利を挙げたばかりのセバスチャン・ブエミが共に8号車を駆り、オジエへのサポートとアドバイスを送った。
また、今季のWEC LMP2クラスでチャンピオンとなった若き新星、シャルル・ミレッシがGR010 HYBRID 7号車をドライブし、午前中のセッションで31周を走破した。午後のセッションでは、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスと共にWEC世界チャンピオンとなったばかりのマイク・コンウェイが7号車のテストを引き継いだ。