TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は6月14日、ポルトガルのポルティマオ近郊に位置するアルガルヴェ・サーキットで開催された、2021年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第2戦ポルティマオ8時間レースの結果を発表した。
■予選 6月12日(土)
決勝レースのスターティンググリッドを決定する予選では、TGRのGR010 HYBRIDは8号車が最前列2番手グリッド、7号車が3番手グリッドを獲得。8号車は、トップのアルピーヌ36号車から僅か0.094秒差の1分30秒458をマークし、7号車はトップと0.176秒差と、予選上位につけたハイパーカークラス3台のタイムはコンマ2秒以下という僅差であった。
■決勝 6月13日(日)
8時間の決勝レースは8号車のブエミが2番手、7号車のロペスが3番手グリッドからスタートを切り、序盤からポールスタートのアルピーヌ36号車を追撃した。レースは接戦が続くも、8号車が開幕から2連勝。7号車が2位で続き、トヨタにとって記念すべき世界耐久選手権参戦100戦目を1-2フィニッシュで飾った。なお、通算32勝目となる。
開幕戦のスパ6時間レースに続き2連勝を飾ったTGRは、チームの選手権ポイントで2位との差を22点とし、ドライバーズ選手権では8号車の3名が、2位の7号車に20点差をつけて首位を守っている。
WEC 第2戦 ポルティマオ8時間 決勝結果(総合順位)
1)No.8:セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー(TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ GR010 HYBRID)
2)No.7:マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス(TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ GR010 HYBRID)
3)No.36:アンドレ・ネグラオ/ニコラス・ラピエール/マシュー・バキシビエール(アルピーヌ・エルフ・マトムート/アルピーヌ A480-Gibson)
4)No.38:ロベルト・ゴンザレス/アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ/アンソニー・デビッドソン(イオタ/Oreca 07-Gibson)
5)No.28:ショーン・ゲラエル/ストフェル・バンドーン/トム・ブロンクヴィスト(イオタ/Oreca 07-Gibson)