日本初の屋外対応移動式ドームテントでモータースポーツ×没入体験を提供
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は11月16日(土)・17日(日)に開催される「第7戦S耐ファイナル 富士」で、ティーアンドエス(テントおよび映像コンテンツ)と共同で製作する日本初の屋外対応移動式イマーシブドームをイベント広場に出展する。
この取り組みは、モータースポーツおよびスーパー耐久シリーズ(S耐)の魅力を新たな形で発信していくことを目的に、多くの来場者にイマーシブコンテンツの楽しさや奥深さを伝えることを目指す。
このイマーシブとは、全方位からの音響と映像体験の相互作用によって、立体的な没入感を得るコミュニケーション技法。今回はその技法と、幅14m、高さ8.2mの大型テントを用いて、モータースポーツのスリルやスピード感、臨場感をリアルに体感できる設計とする考え。
また、今回のコンテンツでは約1年間かけてS耐のレース現場で集めた音や映像を駆使し、レースに参加するドライバー、メカニックなど様々な人の視点や、水素エンジンやカーボンニュートラル燃料などクルマやパーツに着目した共感覚的な体験が愉しめるとしている。
今回のコンテンツ提案と設置は、メーカーの垣根を越えてクルマやモータースポーツの未来を創っていくべく参画自動車メーカーによって結成された「S耐ワイガヤクラブ」としてモータースポーツ業界やS耐を盛り上げていきたいという思いのもと、モータースポーツおよびS耐の魅力をどのように訴求していけるのかを議論をする中で企画が進んた。
製作にあたっては、そのS耐ワイガヤクラブの仲間であるSUBARU、日産自動車、ホンダ・レーシング、マツダの他、S耐を運営するスーパー耐久未来機構やレース主催者の富士スピードウェイにも、臨場感あふれる新規映像の撮影、提供の協力を得たという。
TGRでは、「この取り組みによって、単なるエンターテインメントの提供だけではなく、モータースポーツの魅力を広く伝え、業界の発展に寄与したいと考えております。今後は、第7戦 S耐ファイナル 富士での展示を皮切りに、モータースポーツ現場に限らない様々なイベントや会場への出展を検討しており、多くの方々にこの新しい体験を提供していきたいと考えております」と話している。