TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は8月23日、FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦、第89回ル・マン24時間レースの決勝の結果を発表した。
8月21日(土)、現地時間午後4時に決勝レースがスタート。雨の中、ウェットコンディションでのスタートは、直後に2番手スタートのGR010 HYBRID 8号車が他車との接触を喫し一旦は最後尾まで後退する大波乱の幕開けとなった。
しかし、8号車は、すぐに追い上げ、6時間を経過した時点で、TGRのGR010 HYBRIDは7号車が首位、8号車が1分27秒148遅れの2位で1-2体制を保ち走行、夜間セッションに入った。
24時間にわたる長いレースの後半戦、2台のGR010 HYBRIDは燃料システムのトラブルに見舞われたが、ドライバーとレースエンジニアとの緊密なコミュニケーションにより、その後トラブルを最後までコントロール。
最後のスティントは、7号車は小林、8号車は中嶋がドライブ、レース最後の数周は2台によるランデブー走行となった。スタートから24時間が経過した現地時間午後4時過ぎ、多くの観客が見守る中、2台は並んでチェッカーを受け、TGRは1-2フィニッシュでこのレースを制し、チームはル・マン24時間レース4連覇。そして新たなハイパーカーというカテゴリーでの初めての勝者となった。