テスラは8月19日、グローバルエンジニアリング、エネ・ビジョンと協働し、蓄電池発電所「北海道・千歳バッテリーパワーパーク」(以下「パワーパーク」)を建設すると発表した。
同パワーパークは、テスラ大型蓄電システム Megapack(メガパック)を使った、電力卸市場、需給調整市場、容量市場へ参加する日本初の蓄電池発電所となる。
テスラによると、Megapackの筐体には、蓄電池、パワーコンディショナー、温度管理システム、制御機構がすべて内蔵されおり、現地での施工はACとLANを接続するだけ。現場作業が少ないため、施工期間も短く、品質も安定している。また、蓄電池、パワーコンディショナーなどのハードウェアだけでなく、システム設計、試運転、カスタマーサービス、ソフトウェアまで全てをテスラが提供することで、シンプルかつスムーズな設計、導入を可能とするという。
なお、運用はグローバルエンジニアリングにより行われる。グローバルエンジニアリングがアグリゲーター事業者として、太陽光発電などによる再生可能エネルギー電力、節電等により生み出されたネガワット電力、自家発電設備による電力、そしてMegapackにおける貯蔵電力を同一グループ下でバランシングし、電力系統の安定化を図る。さらに、電力卸市場、需給調整市場、容量市場へも参加し、更なる系統安定化への貢献、収益化を見込むとしている。
運用開始:2022年夏頃(予定)
設置場所:北海道・千歳バッテリーパワーパーク(北海道、千歳市内)
Megapack システム 規模:1,523.8 kW / 6,095.2 kWh