ヤマハ発動機は、「電動アシスト自転車の発明と上市」について、科学技術と経済の会が主催する「第8回技術経営・イノベーション大賞」の「経済産業大臣賞」を受賞した。 なお表彰式は2月21日に行われる。
「技術経営・イノベーション大賞」は、経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上、SDGsへの貢献等、世の中を変革する優れたイノベーション事例を表彰するもので、2012年に設立され、今回で8回目。
イノベーションの内容や実践プロセスを広く紹介し、次世代の経営者や技術者のさらなるイノベーションの推進、日本経済の発展、社会の変革、グローバル競争力の向上等に貢献することを目的としている。
今回、ヤマハ発動機は、世界で初めて電動アシスト自転車を発売し、自転車業界に新たなカテゴリーを築いた点、その後の機能進化、価格バリエーション等を経て、買い物や子育て、通勤・通学、レジャー利用などへ拡がりを見せた点、またシェアリング事業との親和性も高く、当初掲げた社会貢献や社会課題の改善に寄与した点が評価され、同賞の受賞となった。
ヤマハ発動機は、世界初の電動アシスト自転車として、1993年に「ヤマハパス」を発売。
「ヤマハパス」は、「人々の利便性向上を通じた社会貢献」「地球環境問題とエネルギー事情の改善」「交通問題への改善」への寄与を目指し、自転車に乗れる人誰もが快適に乗れる新しい乗り物として開発された。
受賞に際して、ヤマハ発動機SPV事業部長の村田和弘氏は、以下のように話している。
「1993年に世界初の製品として発売して以降、多くのお客様から支持をいただいた結果、このたびの受賞となったことについて誇りに感じております。また、お客様をはじめ関係の方々に深くお礼申し上げます。今回の受賞に恥じぬよう、イノベーションを通じた社会貢献に引き続き取り組んで参りたいと考えております」。