鈴鹿サーキット(三重県)で8月6日に開催された「2023 FIM世界耐久選手権“コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会(以下、鈴鹿8耐)」で、ホンダワークスチームの「Team HRC with日本郵便」(マシン:CBR1000RR-R FIREBLADE SP/ライダー:高橋巧、長島哲太、チャビ・ビエルゲ組)が優勝した。
これにより、チームHRCは鈴鹿8耐で2連覇を達成(ホンダの優勝は通算29回目)。ライダーの高橋巧選手は、鈴鹿8耐の優勝回数で最多タイの通算5勝目。長島哲太選手は2年連続2度目、チャビ・ビエルゲ選手は初参戦での優勝となる。優勝した「Team HRC with日本郵便」は、4日から5日午前にかけて行われた予選で、長島哲太選手が2分5秒722でトップタイムを記録。チームの平均タイムも2番手となり、予選タイムの上位10チームで争われる“トップ10トライアル”に進出。翌5日の16時から行われたトップ10トライアルでは、長島哲太選手とチャビ・ビエルゲ選手が走行し、長島哲太選手が記録した2分5秒329で、2年連続のポールポジションを獲得した。
6日11時30分に開始された決勝レースでは、昨年同様スタートライダーを務めた高橋巧選手が、スタート直後に一時トップを奪われたものの、その後、トップ奪還し徐々にリードを広げると、長島哲太選手、チャビ・ビエルゲ選手も終始安定した走りでその差を拡大。2位以下を大きく引き離して全車周回遅れとした。
そしてレース終了の19時30分、「Team HRC with日本郵便」は、周回数216周でチェッカーを受け、2年連続ポールトゥウインを達成した。
レースの結果を受けて、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、以下のようにコメントしている。
「まずはTeam HRC with日本郵便の3名のライダー、チームスタッフならびに関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。連覇の重圧がかかる中で、それをはね除けて結果を残してくれてた皆さんのことをとても誇りに思っています。また、参戦をサポートしてくださった日本郵便をはじめとした多くのスポンサーの皆様にも、改めて感謝申し上げます。これからもHRCは、モータースポーツファンの皆様やホンダファンの皆様のご期待に応えるべく、新たな頂を目指し、チャレンジをしてまいりますので、皆様からの変わらぬご声援よろしくお願いします」。