GO (ゴー)は10月12日、展開するタクシーアプリ「GO 」に、「GO Pay」利用時に乗務員へチップが送れる新機能を、同日より、東京都・神奈川県先行で追加する。
同社では、今後、新機能の対応エリアを順次拡大していく他、貯めたチップを引き出すための乗務員向けポータルも年度内にリリースする予定だとしている。
今回、チップ機能を実装した理由は、キャッシュレス化で支払が便利になる一方で、その浸透により乗務員からは、「チップを受け取る機会が減少している」との声も多く寄せられるようになったことにあるという。
そこで同社は、「GO Pay」利用時の乗車後評価画面で、200円・500円・1,000円という同社側であらかじて決められた額面のチップを選択すると、乗務員個人へその額のチップが贈られるという機能を追加した。
ちなみに1,000円のチップ選択は、支払合計額が1,000円以上の場合に選択可能になる。もちろんチップを支払うかどうかの選択は顧客側の任意であり、チップの実行は降車後24時間以内の操作も可能とした。なおGoからの詳しいインフォメーションは無いが、チップの別途後払いを可能としたことで、インボイス制度に基づく運賃とチップのそれぞれの役割を明確にしたものと思われる。
利用客が選択したチップは1ポイント1円に換算。乗務員個人口座へ振込に掛かる手数料を差し引いた額が振り込まれるとしている。