中国インバウンド観光客の移動手段の強化に貢献
現在、全国15都道府県でサービスを展開しているDiDiモビリティジャパン(累計ダウンロード数800万/2024年5月時点)は11月1日、静岡県伊東市で東豆タクシーと提携して、タクシー配車アプリの「DiDi(ディディ)」を介したサービス提供を開始した。
静岡県伊東市でのサービス開始に際しては、中国での高い認知度を持つディディの強みを活かし、中国からのインバウンド観光客向けの移動手段として貢献できることが期待されている。
DiDiモビリティジャパンでは、ディディアプリが伊東市で利用可能となることで、中国からの観光客が慣れ親しんだプラットフォームを通じて安心して移動手段を確保できるようになり、日本人観光客もタクシーを利用しやすい環境が整い、地域の観光産業にもポジティブな影響をもたらすことが見込まれるとしている。
中国インバウンド観光客向けの機能としてディディでは、中国からの観光客が日本でより快適にアプリを利用できるよう、機能開発を積極的に進めている。
今年11月以降(予定)には、決済手段として「Alipay」との連携を開始し、車内での現金のやり取りが不要で、乗車完了後に自動的に決済が行われるようになった。
またアプリ上での乗務員とのメッセージやり取りに自動翻訳機能も導入し、言語の壁を超えたスムーズなコミュニケーションを実現している。これらの機能を充実させることで、中国国内での利用と同様の利便性を日本でも提供し、観光客に快適な移動体験を提供することを目指す。
なおディディでは今回事業を拡大する静岡県伊東市のみならず、福岡県広川町でのサービス提供を開始(先の10月15日より)しており、国内外の観光客及び対象地域の市民へ向けて安心して移動手段を確保できるようにサービスエリアの拡大を務めていくとしている。