スズキの米国子会社である「スズキモーターオブアメリカ(以下、SMAI社)」は、東部フロリダ州パナマシティ市に、マリン製品のテスト拠点「スズキマリンテクニカルセンターUSA」を新設する。
スズキがマリン製品の技術開発拠点を海外に設置するのは、今回が初。
スズキはこれまで、船外機をはじめとするマリン製品の設計、開発、試験などを、静岡県湖西市にある「マリン技術センター」に集約して行なってきた。
しかし今回、その拠点を、スズキのマリン事業における最大市場である米国の、特にボート市場の約半分を占めるメキシコ湾岸を含む東部地域に新設し、顧客に近い環境で開発を行なうこととした。
スズキは、試験業務の一部をSMAI社で行うことにより、グループ全体としての開発の効率化を図り、また現地ボートメーカーとの協業を積極的に展開して、スズキ船外機の一層の拡販を目指すとしている。
[テスト拠点の概要]
– 施設名称:Suzuki Marine Technical Center USA
– 所在地:フロリダ州パナマシティ市
– 敷地面積:約73,700m2(約20エーカー)
– 総投資額:約17億円
[SMAI社の概要]
– 社名:Suzuki Motor of America, Inc.
– 本社所在地:カリフォルニア州ブレア市
– 代表者:山本 将寛
– 資本金:6,600万米ドル(スズキ出資比率 100%)
– 従業員数:約240名
– 事業内容:船外機、二輪車・ATV、部品の販売、サービス