スズキは3月22日、スマートドライブと法人顧客向けクラウド型車両管理サービス「SUZUKI FLEET(スズキ・フリート)」の提供を開始したと発表した。
両社は、スズキの“利用者の立場に立ったものづくり”とスマートドライブの“モビリティ領域でのサービスづくり”を組み合わせることで、新たなコネクテッドサービスを作り、普及させることを目的に、2021年6月に協業を開始。
スズキ・フリートを通じて日常的な車両の使われ方を見える化することで、業務効率や労務環境の改善などを支援。また利用者が急加速・急ブレーキ等の見直し、改善策を講じることで安全運転を促進させる他、CO2排出量の削減にも貢献するとしている。
[スズキ・フリートについて]
<サービス開始の背景>
スズキは、物流のラストワンマイルを担う小口配送業者をはじめとした同社の軽自動車や小型車を利用する法人顧客が、人手不足、業務の効率化、安全運転対策など多くの課題を抱えていることから、その解決に資するサービスが必要と考え、スマートドライブと、スズキ・フリートの提供を開始する。
<サービス内容>
車両にシガーソケット型の専用デバイスを設置することで、車両を「コネクテッド化」。車両から収集した走行データを解析し、安全運転の促進や現場の負担軽減など業務効率化や労務環境の改善、車両の効率的な運用など、小口配送をはじめ様々な業種の顧客の各種課題の解決に繋がるサービスを提供する。
スズキでは、「お客様の立場になって価値ある製品を作ろう」を社是の第一に掲げ、四輪車、二輪車、船外機と多くの製品を提供。人々の生活に密着して地域の移動を支える、なくてはならない存在であり続けることを目指していると云う。
一方、スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をビジョンに、2016年のサービス開始から800社以上への導入実績がある「SmartDrive FLEET(スマートドライブ・フリート)」など、様々な移動に関わるサービスを通じて、幅広い業種の車両管理や安全運転の促進をサポートしてきた。
両社は、各々の強みを活かし、新たなコネクテッドサービスの構築・普及を目指していくとしている。