スズキとダイハツ工業は10月12日、幕張メッセで10月13日(水)~15日(金)に開催される「第11回農業Week」に於ける「第8回国際スマート農業EXPO」に、共同出展(ブース小間位置:8ホール4‐26)すると発表した。
スズキ、ダイハツの両社は、農業を含めた一次産業を中心に使用されている軽トラックを約60年間に亘って生産・販売し続ける中で、農作業に関する負担を軽減し、担い手不足や高齢化といった農家の困り事解決について模索。
その具体的な取り組みとして、スズキでは、2011年から自社でスズキ農園を運営。また近年、電動車椅子の車体を流用した農業用電動台車「モバイルムーバー」を、地元静岡の農業ベンチャー企業であるエムスクエア・ラボと共同開発し、現在、農薬散布や運搬などでの活用を検討している。
一方ダイハツでは、軽トラックに積載可能なドローンを用いた農薬散布を中心とした支援活動を、昨年から兵庫県丹波篠山市で開始。重いタンクを背負いながら行う農薬散布を、ドローンを使って効率よく広域に散布できるようにすることで、農家の負担軽減を支援している。なお、この取組には、今年からスズキも参画。両社一体となって農家の困り事解決に向けた活動を実施していると云う。
今回、両社は共同で、第8回国際スマート農業EXPOに、「地域を良くし、暮らしを豊かに ~空からのダイハツ、陸からのスズキ~」をテーマに出展。協力して日本の農業や地域社会を活性化していく想いを表現するため、各々の軽トラック(スズキ「キャリイ」、ダイハツ「ハイゼット トラック」)に加え、スズキの「モバイルムーバー」と、ダイハツの農業用ドローンを展示する。
スズキとダイハツは、今後も農家をはじめとするユーザーの暮らしに寄り添い、地域社会をより豊かにするという共通の想いの下、困り事解決に向けたサポート活動に協力して取り組んでいくとしている。
■第11回農業Week:https://www.agriexpo-tokyo.jp/ja-jp/lp/vis-ad.html