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2024年11月1日【IoT】

鈴鹿サーキット、来場時に相乗りシェア「のってこ」を提案

坂上 賢治

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アディッシュ傘下のアディッシュプラスは11月1日、ホンダモビリティランドと「サステナビリティパートナーシップ」を締結した。これにより今後は、アディッシュプラスが運営するカープール型ライドシェアサービス(一般ドライバーが自家用車を利用して同じ目的地に向かう人々を無料で同乗させるサービスを指す)「notteco(のってこ)」を移動手段として活用していく。

 

上記「notteco(のってこ)」とは、シェアリングエコノミーの考え方をバックボーンに、1台の自動車への相乗り時にドライバー側に報酬が発生せず、同じ目的地へ向かう者同士が「安く移動したい利用者」と「ガソリン代などの実費を節約したいドライバー」間をスマーフォンなどを介してマッチングさせて相乗りを成立させるサービスのこと。

 

 

これによりホンダモビリティランドの中核事業にあたるモータースポーツイベント開催に関わる温室効果ガスの排出削減に取り組み、こうした施策を来たる2030年に向けてカーボンニュートラルの実現の一翼としていきたい考えだ。

そもそも鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催されているF1グランプリの二酸化炭素排出量(Carbon Footprint)は、ファンの国内移動によるものが82%を占める。その理由は、来場者の4割が化石燃料を使用した自家用車移動に伴うものとなっているため。

 

 

そこでホンダモビリティランドでは、合間のサービスnotteco(のってこ)を運用するアディッシュプラスとパートナーシップを締結し、notteco(のってこ)をホンダモビリティランド公認の相乗りサービスとして自家用車相乗りサービスの利用斡旋を提案していく。

 

アディッシュプラスでは、「鈴鹿サーキットに於けるnottecoの利用斡旋後、様々な集客イベントでの斡旋拡大を目指していくべく、日常的にnottecoが利用されるよう取り組んでいき、ホンダモビリティランドが推進する環境負荷低減に継続的に貢献していきたいと考えています」と話している。

 

 

会社概要
ホンダモビリティランド株式会社 概要
設立:1961年2月1日
代表者:代表取締役社長 斎藤 毅
本社所在地:三重県鈴鹿市稲生町7992
事業内容:モータースポーツ事業、アミューズメント事業、リゾート事業、交通教育事業、企画開発
URL:https://www.honda-ml.co.jp/

 

アディッシュプラス株式会社 概要
設立:2012年6月29日
代表者:代表取締役 石川 琢磨
本社所在地:沖縄県那覇市久茂地1-7-1 琉球リース総合ビル9階
事業内容:24時間365日対応のソーシャルメディアに関するモニタリングおよびマーケティング、スクールガーディアン(子どものインターネット利用に関する課題解決)、MaaS・ソーシャルアプリ・Eコマースなどのカスタマ―サポート代行(電話・メール・チャットなど)、WEBサービスの企画・構築・運用・保守
URL:https://www.adishplus.co.jp/

 

アディッシュ株式会社 概要
設立:2014年10月1日(東証グロースコード:7093)
代表者:代表取締役 江戸 浩樹
本社所在地:東京都品川区西五反田1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル6階
事業内容:スタートアップの成長支援、カスタマーサクセス/カスタマーサポートの設計コンサルティング・運用代行・常駐サービスの提供、誹謗中傷および炎上対策、学校向けネットいじめ対策
URL:https://www.adish.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。