住友ゴム工業は１０月１９日、「2023年全日本カート選手権」のEV部門第3戦（10月21・22日開催）に、従来のレースタイヤ性能はそのままにサステナブル原材料比率を43%にまで高めたDUNLOP（ダンロップ）のレースタイヤを投入すると発表した。
タイヤには、天然ゴムや天然由来の原材料、サステナブル合成ゴム、鉄スクラップから再生した材料など、バイオマスとリサイクル原材料を組み合わせた。
競技用EVレーシングカート「TOM’S EVK22」
住友ゴムは、今年3月にサステナブル原材料比率38%に高めたDUNLOPレースタイヤを発表し2024年までにレース投入するべく開発を進めてきた。
そうしししたなかで今回、サステナブル原材料比率が43%まで高められたこと。そして走行テストで納得できる性能を発揮する見込みに達したことから、DUNLOPがワンメイクタイヤを供給する「2023年全日本カート選手権」のEV部門第3戦に前倒して投入することを決めた。
今後は、DUNLOPがタイヤ供給を行うトップクラスから入門クラスまでの幅広いカテゴリーへの投入も視野に、さらなる改良･チューニングを行い、サステナブルなモータースポーツの実現に貢献していくとしている。