
住友ゴム工業は2月28日、2025年度のモータースポーツ活動計画を決定した。今季もDUNLOP
(ダンロップ)およびFALKEN
(ファルケン)ブランドを掲げ、四輪、二輪の国内外のモータースポーツ競技でトップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーでタイヤ供給を行い、モータースポーツの裾野を広げるべく活動していく。
同社では、「昨年度は、全日本クラスのレースや競技に於いて多数のDUNLOPタイヤを装着するチーム・選手がチャンピオンを獲得した。引き続きタイヤ開発に取り組み、パートナーとしてチーム・選手の勝利に貢献してまいります」と話している。
1.四輪モータースポーツ活動
DUNLOP
国内最高峰のレース『SUPER GT』では、GT500クラスに「Modulo CIVIC TYPE R-GT」、GT300クラスには6チーム・6台をサポートしていく。その他、『全日本ラリー選手権』、『全日本ジムカーナ選手権』、『全日本ダートトライアル選手権』の幅広いカテゴリーへのタイヤ供給に加え、『TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup』への協賛を継続する。
さらに若手ドライバーの育成を目的とした『TOYOTA GAZOO Racing MORIZO Challenge Cup』『CUSCO & WinmaX & DUNLOP・Bライセンス競技若手育成支援プログラム』へのタイヤ供給。『FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP』、『FIA-F4選手権』、『Super FJ選手権』や、参加型競技の『VITA RACE』、『BMW & MINI Racing』などへ引き続きワンメイクタイヤの供給を行う。
サステナブル原材料比率を高めたタイヤについては、『全日本カート選手権』のEV部門への供給を継続すると共に『SUPER GT』への供給も検討していく。また海外では昨年初の総合優勝を飾ったアジア最大のクロスカントリーラリー『AXCR 2025』に参戦するチームに「GRANDTREK」を供給し、連覇を目指す。
< DUNLOP(四輪)モータースポーツ 公式WEBサイト:https://mos.dunlop.co.jp/ >
FALKEN
世界一過酷なレースとも言われるドイツ・ニュルブルクリンクで開催される『ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称:ADAC RAVENOL 24-Hour Race)』に、今年も「FALKEN Motorsports」として「Porsche 911 GT3R」2台体制で参戦し、総合優勝を目指す。
昨年、チームはニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)にて5勝(QFレース2勝含む)をあげる強さを発揮し、Speed Trophy部門SP9 Proクラスで初のシリーズチャンピオンを獲得した。また、昨年SP4T(排気量2.0L〜2.6L未満のターボ車)にてクラス変更後初優勝を遂げた「スバルテクニカインターナショナル」の「SUBARU WRX NBR CHALLENGE」にもタイヤ供給を行い、連覇を目指dし、これらを通じて欧米を中心に高い評価を得ているFALKENブランドのさらなる価値向上を目指す。
2.二輪モータースポーツ活動
DUNLOP
国際ロードレースでは、『FIM世界耐久選手権シリーズ』のEWCクラスにおいて、「ELF Marc VDS Racing Team/KM99」、「ERC Endurance」、「LRP Poland」の3チームにタイヤを供給する。
オフロードレースでは、『モトクロス世界選手権』において、「Kawasaki Racing Team MXGP」、「Kawasaki Racing Team MX2」、「Nestaan Husqvarna Factory Racing」、「Monster Energy Triumph Racing」の4チームにタイヤを供給。また15年連続全階級制覇の記録を持つ全米選手権『AMAスーパークロス選手権/プロモトクロス選手権』では全階級において16年連続制覇を目指す。アジア最高峰のロードレース『FIMアジアロードレース選手権』では公式タイヤサプライヤーを務める。
国内ロードレースでは、『全日本ロードレース選手権』のJSB1000クラスにおいて、「DUNLOP Racing Team with YAHAGI」をサポートし、トップカテゴリーのロードレースに参戦するライダーから信頼される高性能なレースタイヤを開発すると共に、同選手権のST1000クラス、『MFJ CUP/地方選手権』のJP250クラスや『HRC CBR250RR Dream Cup』、『HRC GROM Cup』などへのワンメイクタイヤ供給を行う。
また『HRC NSF250R Challenge』などの育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することで、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組む。オフロードレースでは、昨年タイトルを獲得した『全日本モトクロス選手権』、『全日本トライアル選手権』などで、今年もタイトル獲得を目指す。
< DUNLOP(二輪)公式WEBサイト:https://dunlop-motorcycletyres.com/ >
2025年UNLOP四輪モータースポーツ活動計画概要