住友ゴム工業は1月18日、脱炭素社会の実現に向け、中国・常熟工場と中国・湖南工場(タイトル画像)の全ての購入電力を、今年1月から再生可能エネルギー由来のものに切り替えたと発表した。両工場ではさらに下期、太陽光発電の導入を計画。これにより、今年度、中国2工場でタイヤ製造時に排出されるCO2は、昨年度比約70%削減される見込みになると云う。
住友ゴムグループでは、社会や環境と共存しながら持続的に事業を行うことに重点を置き、全社戦略実現に向けての大きな原動力、加速力を獲得すべく、2020年12月に新企業理念体系「Our Philosophy」を制定。その理念に基づき昨年8月に発表したサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050(※)」の中で、グループ全工場から排出されるCO2を、グローバルで2030年に2017年比で50%削減、2050年にはカーボンニュートラルを目指すことを宣言している。
住友ゴムグループは、これからも事業を通じて環境問題や社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。
[住友ゴム中国工場の概要]
<常熟工場>
– 会社名:住友橡膠(常熟)有限公司
– 所在地:中国 江蘇省常熟経済開発区
– 代表者名:増田 栄一(董事長 兼 総経理)
– 操業開始:2004年
– 事業内容:自動車用タイヤおよび金型の製造・販売。
– 生産能力:7,200トン/月(2020年12月末、新ゴム消費量)
– 従業員数:1,958名(2020年12月末)
<湖南工場>
– 会社名:住友橡膠(湖南)有限公司
– 所在地:中国 湖南省長沙市
– 代表者名:増田 栄一(董事長)
– 操業開始:2012年
– 事業内容:自動車用タイヤの製造・販売。
– 生産能力:2,950トン/月(2020年12月末、新ゴム消費量)
– 従業員数:1,149名(2020年12月末)
■(住友ゴム)サステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」を策定(2021年8月5日付ニュースリリース):https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2021/sri/2021_060.html