住友ゴム工業は6月13日、同社の技術者が、米国のタイヤ技術コンソーシアム“CenTiRe(Center for Tire Research)”の「the mentor of the year 2022(ザ・メンター・オブ・ザ・イヤー)」を受賞したと発表した。
「the mentor of the year 2022」は、学術研究者への指導・支援の観点から最も貢献したメンターに贈られる賞として、今年新たに創設されたもの。住友ゴムの代表として参加している材料開発本部 材料企画部 担当部長の多田俊生氏が、その受賞者第一号に選ばれた。
CenTiReは米国のNSF(米国科学基金)、Virginia Polytechnic Institute and State University(バージニア工科大学)、The University of Akron(アクロン大学)、および世界各国のタイヤメーカー、材料サプライヤー、自動車メーカー、試験装置・サービスサプライヤーが参画する産官学連携のコンソーシアム。
住友ゴムは、2012年からこのコンソーシアムに、また現在はタイヤの摩耗、劣化、グリップ、ノイズ、摩耗粉解析など多数のプロジェクトに参画。メンターとして関与する各プロジェクトでのアドバイスが、博士課程学生や指導教官から高く評価され、今回の受賞につながったとしている。
多田担当部長は、6月8日の授賞式で、「2014年から住友ゴムの代表として本会議に参加しています。このたび大学の教官、博士課程の学生さんに、このような名誉ある賞に選出いただき感謝しています。引き続き、皆様と討論できることを楽しみにしています」と、受賞の喜びを語っている。
■Center for Tire Research(CenTiRe):https://centire.org/