住友電気工業とオランダの多国籍企業トムトム社(TomTom)は、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)分野において、安全・安心・快適な社会を実現するための交通関連ソリューションの提供に向けた協業を開始した。
トムトム社は、高精度地図、ナビゲーションソフトウェア、リアルタイム交通情報及びサービスによるモビリティの基盤を構築。多方面のビジネス経験と技術パートナーとの提携によってコネクティッドビークル、スマートモビリティ、そして将来の自動運転実現を目指している。
住友電工は、今回の協業を通じて、同社が長年培ってきたITS関連技術と、トムトム社が所有する高度なリアルタイム交通データや高精度地図を組み合わせ、交通事故や交通渋滞などの社会問題を解決するソリューションの提供を目指す。
協業に際して、住友電工システム事業部長の鷲見公一氏は、以下のように話している。
「モビリティの世界は大変革が起きており、革新的な技術やビジネスモデルが次々に生まれてきています。両社の独創的な技術や経験を融合させることによって、ITS分野における様々な課題を解決できるものと信じており、トムトム社と協業を開始することを楽しみにしています」。
トムトム社のCEOのHarold Goddijn氏は、以下のように話している。
「安全と自動運転の世界における我々のビジョンは、革新的で傑出した技術を有する住友電工の様なパートナーとの協業により初めて実現できる。我々の協業の可能性を想像し、とてもエキサイトしている」。
住友電工とトムトム社は今後、同協業の取り組みを加速し、グローバルな顧客に向けた提案を進め、今まで以上に安全・安心・快適な社会の実現を目指すとしている。
■TomTom:https://www.tomtom.com/