住友商事は、日本製鉄と2011年に共同で買収した米国の鉄道用車輪・車軸製造メーカーであるStandard Steel社の株式を日本製鉄の持分から追加で取得し、出資比率を20パーセントから35パーセントに引き上げた。
住友商事では、北米における鉄道貨物輸送量の成長が年率2~3パーセントと予想されていることから、年間新造貨車数は継続して4万両を超えると見込んでおり、また、世界最大級の鉄道市場である北米では、今後も鉄道用車輪・車軸の堅調な需要が期待できるとしている。
住友商事は、北米を重要な鉄道市場と位置付けており、Standard Steel社への経営に従来以上に深く参画することで、同社の事業成長に貢献すると共に、北米鉄道市場における住友商事のプレゼンスおよび顧客への付加価値を高めていくとしている。
[Standard Steel社概要]
– 商号:Standard Steel, LLC
– 所在地:(本社・工場)米国ペンシルバニア州
– 事業内容:鉄道用車輪および車軸の製造・販売
– 株主構成:
日本製鉄株式会社 65パーセント
住友商事株式会社 35パーセント
– 従業員数:約600名(2019年8月末時点)
■Standard Steel:http://www.standardsteel.com/index.php